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親知らずの抜歯は痛い?抜歯後の食事・仕事は?費用や流れを徹底解説

#2_親知らず 抜歯

「親知らずを抜いた方がいいと言われたけど、すごく痛いって聞くし怖い…」
「抜いた後、腫れて顔が変わるって本当?」

親知らずの抜歯と聞くと、多くの方がこのような不安や疑問を抱かれるのではないでしょうか。

親知らずは、生え方によっては歯並びを乱したり、激しい痛みを引き起こしたりする厄介な存在です。

しかし、抜歯に関する正しい知識があれば、過度に怖がる必要はありません。

この記事では、親知らずを抜くべきかどうかの判断基準から、抜歯の具体的な流れ、痛みや腫れのピークと対処法などについて、不安を解消するために徹底的に解説します。

この記事でわかること
  • 抜くべき親知らずと、抜かなくてもいい親知らずの判断基準
  • 親知らずの抜歯にかかる費用や保険適用、医療費控除の有無
  • 抜歯後の痛み・腫れのピークはいつまでか
  • 抜歯後の食事メニューや仕事学校を休むべき日数の具体的な目安
目次

その親知らずは抜くべき?抜かなくてもいい?判断基準を解説

抜くべき親知らず vs 抜かなくていい親知らず|親知らずの抜歯は痛い?抜歯後の食事・仕事は?費用や流れを徹底解説

「親知らずは必ず抜くもの」と思われがちですが、実はそうではありません。

すべての親知らずを抜かなければならないわけではなく、抜歯にはメリットもデメリットもあります。

まずは、ご自身の親知らずが「抜いた方が良いケース」と「無理に抜かなくても良いケース」のどちらに当てはまるのか、その判断基準を詳しく見ていきましょう。

抜いた方が良い親知らずのケース

以下のような状態の親知らずは、お口の中だけでなく全身の健康にも悪影響を及ぼす可能性が高いため、歯科医師から抜歯を強く推奨されることがほとんどです。

①痛みや腫れを繰り返す

親知らずが斜めや半分だけ顔を出しているような中途半端な生え方をしていると、歯と歯茎の間に深い溝ができてしまいます。

そこに食べかすや細菌が溜まり、歯茎が炎症を起こして痛みや腫れを伴う「智歯周囲炎」を発症することがあります。

②手前の歯が虫歯や歯周病になるリスクが極めて高い

親知らずは最も奥にあり、複雑な生え方をしているため、歯ブラシが届きにくく、非常に磨き残しが多い場所です。

特に、手前の健康な歯との間に汚れが停滞しやすく、親知らず自体だけでなく、隣接する大切な歯まで虫歯や歯周病にしてしまうリスクが非常に高いと言えます。

③歯並びに悪影響を与えている、または与える可能性がある

横向きや斜めに生えた親知らずが、手前の歯を後方から押し続けることで、前歯がガタガタになったり、全体の歯並びが乱れたりする原因になることがあります。

④嚢胞(のうほう)や腫瘍の原因になっている

骨の中に完全に埋まっている親知らずの周りに、液体がたまった袋状の「嚢胞」ができることがあります。

嚢胞はほとんど自覚症状がないまま、数年かけてゆっくりと大きくなり、顎の骨を内側から溶かしてしまいます。

⑤その他の悪影響

  • 噛み合わせが悪く、頬の粘膜を頻繁に噛んでしまい、口内炎が絶えない
  • 上下の親知らずが正しく噛み合わず、顎関節に負担がかかり、顎関節症や頭痛、肩こりの一因となっている

無理に抜かなくても良い親知らずのケース

一方で、以下のような条件を満たす「優等生」な親知らずは、必ずしも抜く必要はありません。

大切な歯の一つとして、生涯使い続けることも可能です。

①骨の中に完全に埋まっていて、トラブルの原因となっていない

レントゲンやCT検査の結果、親知らずが骨の深い位置に完全に埋まっており、他の歯や神経に悪影響を与えていないと診断された場合は、無理に抜く必要はないと判断されることがあります。

ただし、見えないところで嚢胞などができるリスクも否定はできないため、今後もトラブルを起こさないか、定期的な経過観察が推奨されます。

②上下まっすぐに生えていて、きちんと噛み合っている

親知らずが他の歯と同じようにまっすぐ正常に生え、上下の歯がしっかりと噛み合っている場合は、食べ物を咀嚼する機能を持った一つの歯として活躍しているため、抜歯の必要はありません。

③歯磨きがしっかりできていて、清潔な状態が保てている

まっすぐ生えていても、清掃が不十分では虫歯や歯周病のリスクがあります。

しかし、歯ブラシやデンタルフロスがしっかり届き、虫歯や歯茎の炎症がない健康な状態を維持できているのであれば、問題なく残すことができます。

放置は危険!親知らずが引き起こすトラブル

親知らずを放置すると起こるトラブル|親知らずの抜歯は痛い?抜歯後の食事・仕事は?費用や流れを徹底解説

「今は特に痛くないから大丈夫」と親知らずを放置してしまうと、将来的に心身ともに大きな負担を伴う、深刻なトラブルを引き起こす可能性があります。

親知らずが引き起こすトラブルの例
  • 突然の激しい痛みや腫れ
    智歯周囲炎が急性化すると、日常生活に支障が出るほどの激しい痛みや腫れに見舞われます。
  • 隣の大切な歯を失うリスク
    手前の健康な歯まで虫歯や歯周病にし、最悪の場合、共に抜歯が必要になることがあります。
  • 自覚症状なく進行する嚢胞や腫瘍
    気づかないうちに顎の骨を破壊する嚢胞(のうほう)ができたり、稀に腫瘍の原因になったりします。
  • 将来的な抜歯の困難化
    年齢を重ねると骨が硬くなったり、持病を抱えたりすることで、抜歯そのもののリスクが高まります。

トラブルが起きてからでは治療も大掛かりになりがちです。

問題が深刻化する前に、早めに歯科医師に相談するようにしてください。

親知らずを抜歯する基本的な流れと所要時間

親知らずを抜歯する基本的な流れと所要時間

親知らずの抜歯は、どのような流れで進むのでしょうか。

多くの歯科医院では、安全に処置を進めるために、事前の診査・診断を非常に重視します。

抜歯にかかる時間は、親知らずの生え方や本数によって大きく異なり、簡単なケースでは15分程度で終わることもあれば、骨を削るなどの複雑なケースでは1時間以上かかることもあります。

STEP

初診・カウンセリング・精密検査

問診

現在の症状、痛みや腫れの有無、全身疾患の有無、服用中のお薬などを詳しく確認します。お薬手帳があれば必ず持参しましょう。

レントゲン・CT撮影

まずパノラマレントゲンを撮影し、親知らずの生えている向き、根の形、骨に埋まっている深さなどを二次元的に確認します。

特に下の親知らずの場合は、顎の骨の中を通る太い神経との位置関係を把握することが非常に重要です。

神経損傷のリスクが高いと判断された場合は、三次元的な位置関係をより精密に把握するため、CT撮影が行われます。

STEP

治療計画の説明

検査結果をもとに、歯科医師が

  • 現在の親知らずの状態
  • 抜歯の必要性
  • 具体的な手順
  • 起こりうるリスクや偶発症
  • 費用
  • 抜歯後の注意点

などについて詳しく説明します。

患者さんが抱える不安や疑問点に対して、納得がいくまで丁寧に答えてくれます。

この段階で全てをクリアにし、同意した上で治療に進むことが大切です。

STEP

抜歯処置当日

麻酔

抜歯する部分の歯茎に、まずは注射のチクッとした痛みを和らげるための表面麻酔を塗ります。

その後、局所麻酔の注射を行いますが、最近ではコンピューター制御の電動麻酔器を使い、ゆっくりと一定の圧力で麻酔液を注入することで、痛みを最小限に抑える工夫がされています。

抜歯

麻酔が十分に効いていることを確認してから処置を開始します。

  • 単純な抜歯
    まっすぐ生えている場合は、器具を使って歯を掴み、脱臼させて抜き取ります。
  • 難抜歯
    横向きに生えていたり、骨に埋まっていたりする場合は、歯茎を切開して歯の頭を見えるようにします。歯をいくつかに分割して小さくしてから取り出したり、歯を覆っている骨を少し削ったりすることもあります。

縫合

歯茎を切開した場合は、傷口の治りを早めるために、溶ける糸または溶けない糸で丁寧に縫い合わせます。

止血

清潔なガーゼをしっかりと30分ほど噛んで、傷口を圧迫して止血します。

STEP

消毒・抜歯

通常、抜歯の翌日に傷口の状態確認と消毒のために一度通院します。

そして、切開・縫合した場合、約1週間後に縫合した糸を抜く「抜糸」のために再度通院します。

抜糸はほとんど痛みなく数分で終わります。

これで一連の治療は完了です。

抜歯後の痛みと腫れはいつまで続く?

抜歯後の痛みと腫れはいつまで続く?

抜歯後の痛みや腫れは、誰にとっても心配なことでしょう。

この章では、痛みや腫れの症状のピークと期間、そしてご自身でできる対策について詳しく解説します。

抜歯後の痛みと腫れのピークは?

抜歯後の痛みや腫れの程度は、親知らずの生え方や抜歯の難易度、そして個人の体質によって大きく異なりますが、一般的な経過は以下の通りです。

痛み

通常、麻酔が切れてくる抜歯後2〜3時間後から痛み始め、抜歯当日〜翌日が痛みのピークとなることが多いです。

処方された痛み止めを服用することで、日常生活に支障がない程度にコントロールできることがほとんどです。

痛みはその後徐々に和らぎ、通常は1~2週間ほどで落ち着きます。

腫れ

腫れは痛みよりも少し遅れて現れ、抜歯後2〜3日目がピークです。

その後、1週間ほどかけてゆっくりと引いていきます。

下の親知らずや、骨を削る処置を行った場合に腫れやすい傾向があります。

抜歯後の一般的な痛み軽減対策

抜歯後の不快な症状を少しでも和らげ、回復を早めるために、以下の対策を心がけましょう。

抜歯後の痛みを軽減する対策
  • 処方された薬を正しく服用する
  • 患部を適切に冷やす
  • 安静にする

①処方された薬を正しく服用する

歯科医院から抗生物質(化膿止め)と鎮痛剤が処方されます。

鎮痛剤は、痛みが我慢できなくなってから飲むのではなく、麻酔が切れる前に飲んでおくのが最も効果的です。

②患部を適切に冷やす

抜歯後24時間は、腫れや痛みを抑えるために患部を冷やすのが効果的です。

保冷剤や氷を入れたビニール袋などをタオルで包み、頬の外側から「10〜15分冷やし、少し休む」を繰り返しましょう。

直接当て続けたり、冷やしすぎたりすると血行が悪くなり、かえって治りを遅らせる原因になるので注意が必要です。

24時間経過後は、逆に温めることで血行を促進し、腫れを早く引かせることができます。

③安静にする

抜歯当日は、体が回復に専念できるよう、安静に過ごすことが大切です。

血行が良くなるような激しい運動や長時間の入浴、飲酒は、痛みや腫れを増強させるため絶対に避けましょう。

寝る際は、枕を少し高くすると腫れの軽減に繋がります。

親知らずを抜歯した後の過ごし方|食事・仕事・注意点

親知らずを抜歯した後の過ごし方(食事・仕事・注意点)

抜歯後の回復を順調に進め、トラブルを防ぐためには、日常生活でのいくつかの注意点を守ることが非常に重要です。

特に抜歯当日から数日間は、傷口の安静を保つことを最優先に考えましょう。

この章では、親知らずを抜歯した後の過ごし方について解説していきます。

抜歯当日に必ず守ってほしい「やってはいけないこと」

抜歯後の傷口には、「血餅(けっぺい)」と呼ばれるゼリー状の血の塊ができます。

この血餅は、傷口を外部の刺激から保護し、骨の再生を促す「天然の絆創膏」のような役割を果たす、非常に大切なものです。

以下の行為は、この血餅が剥がれてしまう原因となるため、絶対に避けてください。

避けるべき行為

① 強いうがい: 血餅が剥がれ、激しい痛みを伴うドライソケットの原因になります。

② 長時間の入浴: 血行が良くなり、再出血や痛みを引き起こすことがあります。

③ 飲酒: 出血や腫れを悪化させるため、最低でも2〜3日は控えましょう。

④ 喫煙: 傷の治りを著しく遅らせ、ドライソケットの最大のリスクとなります。

⑤ 激しい運動: 血行を促進し、痛みや出血の原因となるため、数日は安静に過ごしてください。

上記のような注意点を守ることが、抜歯後のスムーズな回復につながります。

ドライソケットとは

抜歯した穴を保護する血餅(血のかさぶた)が、強いうがいなどによって剥がれてしまい、骨が直接口の中に露出してしまう状態のこと

抜歯後2~3日の食事メニュー例

抜歯後の食事は、傷の治りを左右する重要なポイントです。

傷口を刺激せず、回復を助ける食事を心がけましょう。

抜歯後は、傷口を刺激せず、あまり噛まなくても栄養が摂れる食事が理想的です。

麻酔が完全に切れて、唇や頬の感覚が戻ってから食事を始めるようにしてください。

おすすめの食べ物・飲み物
  • 主食
    例)おかゆ、雑炊、よく煮込んだうどん
  • 主菜
    例)茶碗蒸し、豆腐、ポタージュスープ、クリームシチュー
  • デザート・その他
    例)ゼリー、プリン、ヨーグルト、アイスクリーム、スムージー
  • 栄養補給
    傷の治りを早めるには、栄養バランスの取れた食事が不可欠です。
監修者コメント

特に、粘膜の再生を助けるビタミンA・B群・Cや、細胞の再生を促す亜鉛を意識して摂ると良いでしょう。レバー、卵、緑黄色野菜、肉、魚、大豆製品などを食べやすく調理して取り入れてみてください。

避けるべき食べ物・飲み物
  • 硬いもの
    例)せんべい、ナッツ、硬いパン、骨の多い魚など
  • 刺激物
    例)唐辛子などの辛い料理、酸っぱいもの、炭酸飲料
  • 粘着性の高いもの
    例)キャラメル、ガム、お餅など、傷口にくっつきやすいもの
  • 熱いもの
    熱々のスープなどは傷口を刺激するため、人肌程度に冷ましましょう。
  • ストローの使用
    吸う力で血餅が剥がれ、ドライソケットの原因になるため避けましょう。

栄養バランスを考えつつ、傷口に負担をかけない工夫をすることで、スムーズな回復を期待できます。

仕事や学校は何日休むべき?

抜歯後にどれくらい休む必要があるかは、抜歯の難易度や仕事の内容によって大きく変わります。

事前にご自身のスケジュールと照らし合わせて、無理のない計画を立てましょう。

デスクワークなど、体への負担が少ない仕事

まっすぐ生えている親知らずの抜歯など、比較的簡単なケースであれば、翌日から出勤することも可能です。

ただし、痛み止めが切れると集中できなかったり、腫れが気になったりすることもあるため、可能であれば1〜2日は休むか、在宅勤務に切り替えると安心です。

接客業や力仕事など、話す機会が多い・体を動かす仕事

会話が多い仕事は傷口に響くことがありますし、重いものを持つなどの力仕事は血行を促進し、痛みや出血を助長する恐れがあります。

また、人と会う仕事では顔の腫れが気になることもあるでしょう。

このような場合は、腫れのピークが過ぎるまでの3〜5日、余裕を見て休みを取っておくと万全です。

重度の抜歯では1週間の休養が推奨されます。

どんな親知らずも抜ける?一般歯科と口腔外科の違い

どんな親知らずも抜ける?一般歯科と口腔外科の違い

「親知らずの抜歯は、近所の歯医者さんでやってもらえるの?」と疑問に思う方もいるのではないでしょうか。

親知らずの抜歯は、その難易度によって対応できる医療機関が異なります。

ここでは、お近くの歯科で対応可能な親知らずや、そうでないものを紹介します。

一般歯科で対応できる親知らず・できない親知らず

(多くの「一般歯科」を標榜する歯科医院でも、親知らずの抜歯は日常的に行われています。

紹介となるケース

レントゲン検査の結果、

  • 歯が真横に埋まっている
  • 根が深く神経に近い
  • 骨を大きく削る必要がある

など、抜歯の難易度が高いと判断された場合は、一般歯科では対応が困難なことがあります。

その場合は、「口腔外科」へ紹介状を書いてもらうことになります。

対応できるケース

主に、まっすぐに生えていて、レントゲン検査で根の形が複雑でなく、抜歯の際に骨を削るなどの複雑な処置が必要ないと判断される、比較的簡単なケースです。

大学病院などでないと対応できない親知らず

一般の歯科医院では対応が難しい親知らずの抜歯は、大学病院や総合病院の「口腔外科」が担当します。

専門的な設備と体制が整っているため、以下のような難症例でも安全な治療が可能です。

大学病院での対応が必要なケース
  • 神経に近いなどリスクが高いケース
    歯の根が神経に接しており、損傷のリスクがある場合。
  • 骨の深くに埋まっているケース
    歯が顎の骨に深く埋まっており、大掛かりな処置が必要な場合。
  • 全身疾患をお持ちのケース
    持病などにより、抜歯時に全身状態の管理が必要な場合。

これらのように、専門的な技術や設備、他科との連携が求められる抜歯は、口腔外科へ紹介されます。

親知らずの抜歯にかかる費用|保険は適用される?

親知らずの抜歯にかかる費用|保険は適用される?

親知らずの抜歯にかかる費用は、多くの方が気にされる点だと思います。

ここでは、保険適用の可否と、具体的な費用相場、そして費用が高くなるケースについて詳しく解説します。

親知らずの抜歯は基本的に保険適用

虫歯や歯周病、智歯周囲炎といった病気の治療を目的とした親知らずの抜歯は、公的医療保険が適用されます。

そのため、窓口での自己負担は、かかった医療費の1〜3割となります。

一方で、歯並びを整えるための矯正治療の一環として、特に問題のない健康な親知らずを抜く場合は、病気の治療とは見なされず、保険適用外(自費診療)になりやすいです。

病気の治療が目的→保険適用
美容目的→保険適用外

自費診療の場合、費用は全額自己負担となり、10割負担のため保険診療より高額になります。

事前に歯科医師から費用の説明がありますので、よく確認しましょう。

親知らずの抜歯にかかる一般的な費用相場

保険適用(3割負担)の場合、費用は親知らずの生え方(抜歯の難易度)によって異なります。

以下は、レントゲン・CTなどの検査費用や薬代を除いた、抜歯処置そのものにかかる費用の目安です。

まっすぐ生えていて、簡単に抜けるケース

手術代の目安は、およそ1,000円です。
※保険適用3割負担

一部は見えているが、処置に手間がかかるケース

手術代の目安は、およそ1,500円です。
※保険適用3割負担

完全に骨に埋まっている、または真横を向いているケース

手術代の目安は、およそ3,500円です。
※保険適用3割負担

これに加えて、初診料や再診料、レントゲン撮影費、薬代などが別途かかります。

つまり、トータルでは、簡単な抜歯で2,000円前後、難しい抜歯では5,000円程度を見ておくと良いでしょう。

親知らずの抜歯に関するよくある質問

最後に、患者様から特によくいただく質問とその回答をQ&A形式でまとめました。

抜歯に不安があるという方は、ぜひ参考にしてください。

親知らずの抜歯は上の歯と下の歯どちらが痛いですか?

一般的に、下の親知らずの方が、上の親知らずよりも抜歯後の痛みや腫れが出やすいと言われています。

これは、下顎の骨が上顎の骨に比べて硬く、しっかりしているため、抜歯の処置がより難しくなる傾向があるためです。

また、下の親知らずは横向きや斜めに生えていることが多く、歯茎の切開や骨を削る処置が必要になることが多いのも一因です。

抜歯後にドライソケットになったらどうすればいいですか?

ドライソケットとは、抜歯した穴を保護する血餅(血のかさぶた)が、強いうがいなどによって剥がれてしまい、骨が直接口の中に露出してしまう状態のことです。

抜歯後数日で治まるはずの痛みが、3〜5日経ってから再び強くなり、2週間以上も激しく続くのが特徴です。

もし「痛みがどんどん強くなってきた」「ズキズキとした拍動性の痛みが続く」と感じたら、我慢せずにすぐに抜歯した歯科医院に連絡してください

歯科医院では、傷口を洗浄し、抗生物質入りの軟膏を詰めるなどの処置を行います。

40代・50代での抜歯は危険ですか?

危険というわけではありませんが、若い頃に比べて抜歯に伴うリスクは高くなる傾向があります。

年齢を重ねると、歯の根と顎の骨が癒着して硬くなり、抜歯が難しくなることがあります。

また、新陳代謝が落ちるため、傷の治りが遅くなったり、痛みや腫れが長引いたりする可能性もあるでしょう。

このような理由から、若くて健康な20代前半までに抜歯を済ませておくことを推奨します。

抜歯後、歯磨きはどうすればいいですか?

抜歯当日は、抜歯した部分の歯磨きは避けてください

歯ブラシが傷口に当たると、痛みや出血、血餅が剥がれる原因になります。

他の歯は通常通り磨いて構いませんが、うがいは優しく行いましょう。

翌日以降は、傷口に触れないように細心の注意を払いながら、隣の歯などを柔らかめの歯ブラシで優しく磨き始めます。

傷口の周りは、治癒の経過を見ながら徐々に清掃範囲を広げていくイメージです。

一度に複数の親知らずを抜けますか?

可能です。

例えば、右側の上下2本、あるいは入院して全身麻酔下で4本同時に抜歯することもあります。

しかし、左右両方を同時に抜くと、食事が非常に困難になるため、一般的には片側ずつ、期間をあけて行うことが多いです。

4本同時に抜く場合は、治療時間が長くなり、腫れや痛みがより強く出たり、顎への負担が大きくなったりするデメリットも考慮する必要があります。

ご自身の希望とライフスタイルに合わせて、歯科医師とよく相談して決めましょう。

抜歯した後は、消毒などで何度も通院する必要がありますか?

何度も通院する必要は通常ありません。

抜歯後の通院は、基本的に「翌日の消毒」と「約1週間後の抜糸」の計1〜2回で完了することがほとんどです。

もちろん、ドライソケットになったり、強い痛みが続いたりするなど、何かトラブルがあった場合は追加で通院が必要になることもあります。

親知らずの抜歯について|まとめ

親知らずの抜歯について|まとめ

親知らずは、その生え方によっては痛みや腫れといった直接的な症状だけでなく、隣の健康な歯を虫歯にしたり、歯並びを悪化させたりと、口全体の健康を脅かす様々なトラブルの火種となります。

特に問題が起きていなくても、将来的なリスクを考え、若くて体力のあるうちに歯科医師に相談し、適切な診断を受けることが重要です。

抜歯に伴う痛みや腫れは、多くの方が不安に感じる点ですが、適切な麻酔処置と、抜歯後の正しいアフターケアによって最小限に抑えることが可能です。

抜歯後の注意点をしっかり守り、安静に過ごすことが、順調な回復への一番の近道です。

気になる親知らずがある方は、自己判断で放置せず、まずはかかりつけの歯科医院で、ご自身の状態に合ったアドバイスをもらうことから始めてみてください。

記事監修:あずさ歯科クリニック麹町 院長 児島 梓 先生

2010年に岡山大学歯学部を卒業後、岡山大学予防歯科学講座に所属。その後、大阪の歯科クリニックで分院長を務めるなど臨床経験を積み、埼玉県・東京都内のクリニック勤務を経て、2023年4月に「あずさ歯科クリニック麹町」を開設。

豊富な臨床経験に加え、インビザラインや矯正歯科、インプラント治療、審美・補綴領域に至るまで幅広い研修・専門コースを修了。最新の知識と技術の習得に積極的に取り組み、精密かつ安心できる歯科治療を患者様に提供する。

単に症状を治すだけではなく、生活習慣や根本原因にアプローチし「将来にわたって口腔の健康と美しさを維持できること」を重視した診療姿勢は、多くの患者様から高い信頼を集めている。

経歴

経歴

  • 2010年 岡山大学歯学部卒業
  • 2011年 岡山大学予防歯科学講座
  • 2013~2021年 大阪のクリニック勤務(分院長経験)
  • 2021~2022年 埼玉県・東京都内のクリニック勤務
  • 2023年4月 あずさ歯科クリニック麹町開設
資格・所属学会

資格・所属学会

  • インビザラインコース受講
  • 宮島矯正コース受講
  • ストローマンインプラントベーシックコース受講
  • EXDI6ヶ月コース受講
  • SJCDレギュラーコース受講
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