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歯が痛い理由は虫歯以外にもある?うずく痛みの原因を知ろう

歯が痛い理由は虫歯以外にもある?うずく痛みの原因を知ろう

歯の痛みは多くの人が経験する身近な症状ですが、その原因は必ずしも虫歯とは限りません。冷たいものがしみる、ズキズキとうずく、噛むと痛むなど痛み方はさまざまなものがあり、場合によっては全身の疾患や心身のストレスが関与していることもあります。

この記事では、歯の痛みの主な原因から、自宅での対処法、やってはいけないこと、さらには歯以外が原因となる非歯原性歯痛の特徴や注意点についてもわかりやすく解説します。

この記事でわかること
  • 歯が痛い原因
  • 歯が痛いときの対処法とやってはいけないこと
  • 非歯原性歯痛について
目次

歯が痛い原因

歯が痛い原因

歯の痛みの原因としては虫歯が代表的なものとして挙げられますが、実際には複数の要因が関係することがあります。原因によって痛み方や進行スピード、必要な治療が異なるため、まずは何が原因で痛みが起きているのかを正確に把握することが大切です。

歯が痛む主な原因は以下のとおりです。

歯が痛む原因
  • 虫歯
  • 親知らず
  • 知覚過敏
  • 歯の割れ・ひび
  • 膿によるもの

詳しく解説します。

虫歯

虫歯は歯の表面のエナメル質が細菌によって溶かされ、内部に進行することで痛みが生じます。初期段階では自覚症状がほとんどなく、冷たいものや甘いものがしみる程度ですが、進行すると神経まで炎症が及び、強い痛みに変わります。

主な原因はミュータンス菌といった細菌と、それらが糖を分解して作る酸です。

ミュータンス菌
多くの人の口の中に存在する常在菌の一種で、虫歯の発生における主要な原因菌の一つと考えられている細菌です。この菌は、飲食物に含まれる糖分を分解して歯を溶かす酸を作り出すと同時に、歯の表面に強く付着する歯垢(プラーク)の形成にも深く関与しているといわれています。

口腔内に食べかすが残ると酸が発生し、歯を溶かします。進行度によって治療法が異なり、軽度なら詰め物、中等度以上では神経治療が必要になる場合もあります。

虫歯のサイン
  • 甘いものや冷たいもので歯がしみる
  • 食べ物が歯のくぼみに引っかかる
  • 痛みが夜間や何もしていないときにも出る

親知らず

親知らずは生える位置や角度が正常でない場合、周囲の歯や歯肉に炎症を引き起こします。特に半分だけ歯肉から露出している状態(半埋伏)では、汚れがたまりやすく智歯周囲炎を発症し、腫れや痛み、口が開けにくくなる症状を伴うケースも少なくありません。

智歯周囲炎
親知らずが完全には生えきらず、部分的に歯茎に覆われているような場合に、その歯の周りの組織に炎症が起きる状態を指します。親知らずと歯茎の隙間に細菌が繁殖することなどが原因の一つと考えられており、強い痛みや腫れ、口が開きにくくなるなどの症状が現れることがあります。

症状を繰り返す場合や重度の炎症を起こす場合には、抜歯が検討されます。ただし、症例によっては経過観察が選択されることもあり、歯科医による診断が不可欠です。

親知らずの痛みの特徴
  • 奥歯付近の歯肉の腫れ
  • 噛むと痛む、開口が困難
  • 発熱や頬の腫れを伴うことがある

知覚過敏

知覚過敏は、歯の表面のエナメル質がすり減ったり、歯肉が下がって象牙質が露出したりすることで起こります。

象牙質
歯の表面にあるエナメル質の内側にあり、歯の本体の大部分を構成している、やや黄色みを帯びた組織です。象牙質には神経につながる無数の細い管が通っているため、虫歯や歯の摩耗などでこの部分が露出すると、冷たいものなどの刺激が神経に伝わりやすくなり、歯がしみるといった感覚が生じることがあります。

知覚過敏は冷たい飲食物や歯磨きの際に「キーン」とする感覚が特徴で、虫歯と区別しづらい場合があります。多くは一過性ですが、歯ぎしりや強いブラッシングなど原因を除去しないと慢性化するケースも見られます。

知覚過敏を引き起こす主な要因
  • 強いブラッシングによるエナメル質の摩耗
  • 酸性飲料の頻繁な摂取
  • 歯ぎしりや食いしばり

歯の割れ・ひび

歯は強い力が加わると、割れたりひびが入ったりします。特に神経を取った歯は脆くなっており、硬い食べ物や外傷で破折することが少なくありません。

割れの程度によっては冷たいものや熱いものがしみる程度で済む場合もありますが、ひびから細菌が侵入すると内部で炎症を起こし、持続的な痛みや腫れが生じます。

歯のひび・割れたときのサイン
  • 噛むと一瞬ズキッとする
  • 温度変化で痛む
  • 噛み締め時に違和感がある

膿によるもの

歯や歯肉に細菌感染が起こると、膿がたまり痛みや腫れを引き起こします。原因は虫歯の進行や歯周病などが多くを占めます。炎症が広がると、顎や顔全体にまで腫れが及ぶことも少なくありません。

膿は自然に消えることはなく、抗菌薬や外科的処置によって原因を取り除く必要があります。自己判断で放置すれば感染が全身に広がるおそれがあり、速やかな受診が望まれます。

膿がたまっている可能性があるサイン
  • 歯肉の一部がぷくっと膨らむ
  • 強い痛みとともに熱感がある
  • 噛むと強い圧痛が走る
監修者コメント

歯の痛みは虫歯だけでなく、親知らず、知覚過敏、歯の破折、膿など多様な原因が存在します。症状や痛み方から自己判断せず、早期の診察によって正しい原因を特定することが重要です。

歯が痛いときにできる対処法は?

歯が痛いときにできる対処法は?

歯の痛みは日常生活に影響を及ぼすことも少なくないため、まずはその場でできる応急処置を把握しておきましょう。症状や状況に応じた対処を行えば、痛みを和らげ、心身の負担を軽くできる可能性があります。

痛み止めを服用する

歯の痛みが強いときには、市販の鎮痛薬を利用することで一時的に症状を和らげられます。一般的に用いられるのはアセトアミノフェンやイブプロフェンなどです。ただし、持病や服薬中の薬との兼ね合いによっては使用できない場合があるため、必ず添付文書を確認し、不安があれば薬剤師に相談しましょう。

市販薬はすぐに手に入り便利ですが、あくまで「応急処置」にすぎません。用量を守り、服用は必要最低限にとどめることが大切です。痛みが数日以上続く場合や薬を飲んでも効果がない場合は、自己判断で飲み続けず、できるだけ早めに歯科を受診するようにしましょう。

うがい薬や塩水でうがいをする

痛みの悪化を防ぐには、口腔内を清潔に保つ必要があります。殺菌成分を含むうがい薬や、ぬるま湯に塩を溶かした塩水うがいなどで対処しましょう。塩水は口腔内の環境を穏やかに整え、腫れや炎症の進行を抑える可能性があります。

ただし、強い刺激のある洗口液や熱湯は痛みが増すことがあるため、避けましょう。

塩水はコップ1杯のぬるま湯に小さじ半分程度が目安で、食後や就寝前など、1日数回を目安にやさしくうがいするのがおすすめです。

冷やして様子を見る

痛む部分を、頬の外側から冷やすと痛みや熱感を和らげられます。保冷剤や氷をタオルで包み、直接皮膚に当てないようにして患部を冷やしてください

ただし、長時間冷やし続けると血流が悪くなり、かえって回復を遅らせてしまうことがあります。1回あたり10〜15分程度を目安に、間隔をあけて短時間ずつ行うようにしましょう。

外出先で冷やせないときは、冷たい水を口に含んでうがいをするだけでも一時的な痛みの軽減につながります。

歯科で診察を受ける

ここで挙げた対処法はいずれも一時的なものであり、根本的な解決にはなりません。そのため、最終的には歯科で診察を受ける必要があります。特に膿のたまりや発熱を伴う場合や、噛むだけで強い痛みが出る場合は早急な受診が求められます。

自分で行える対処法は、受診するまでの応急処置と理解しておきましょう。

監修者コメント

歯の痛みは鎮痛薬やうがい、冷却などで一時的に和らげられますが、あくまで応急処置に過ぎません。原因を特定し、適切な治療を受けるためには歯科受診が不可欠です。

歯が痛いときにしてはいけないこと

歯が痛いときにしてはいけないこと

歯が痛むときは、何気ない行動が症状を悪化させる原因になることがあります。原因が特定できていない段階では、以下のような行為は避けるようにしましょう。

痛みのある場所に刺激を与える行為

痛みのある歯や歯ぐきを舌や指で押したり、爪で触ったりするのは避けましょう。炎症を起こした部分はとても敏感になっており、わずかな刺激でも痛みが強くなるだけでなく、細菌が入り込んで症状を悪化させる可能性があります。

また、硬い食べ物を無理に噛んだり、歯間ブラシや爪楊枝で強くこすったりすると、腫れや出血が悪化する原因となります。痛みがある部分にはできるだけ触れず、歯磨きは毛先のやわらかいブラシで周囲をやさしく磨く程度にとどめましょう。

清掃が不十分にならないように、仕上げにうがい薬や水で口をすすぐと清潔を保ちやすくなります。

激しい運動・入浴

ランニングや筋力トレーニングなどの激しい運動、長時間の入浴やサウナは血流を促進し、炎症部位の腫れや痛みを増幅させるおそれがあります。特に拍動性のズキズキとした痛みは、血液の流入が増えることで一層強く感じられることも少なくありません。

痛みがあるときは体温を急激に上げる行為は控え、安静を心がけることが望ましいでしょう。

飲酒・喫煙

アルコールは血管を拡張させ、炎症部位の腫れや痛みを悪化させる一因になります。さらにアルコールは免疫反応にも影響を及ぼすため、感染が広がりやすくなる可能性も否定できません。

たばこを吸うことは血の流れを悪くし、傷ついた部分に必要な酸素や栄養が届きにくくなり、治りを遅らせます。さらに、たばこの煙にふくまれる成分は歯ぐきや口の中の粘膜を強く刺激し、痛みや炎症がひどくなる原因にもなります。

そのため、歯が痛むときはお酒やたばこを控えて、できるだけ治りをさまたげる原因を減らすことが大切です。

刺激物や熱い・冷たいものの飲食

唐辛子などの辛味成分や酸味の強い食べ物は、炎症を起こしている神経や歯肉を刺激し、痛みを強めます。さらに、非常に熱い飲み物や氷など極端な温度差は、知覚過敏や神経炎症を悪化させる原因になりかねません。

痛みがある間はできるだけ常温またはぬるめの飲食物を選び、刺激が少ない食事を心がけましょう。

患部を温めること

患部を温めると血流が増えて炎症が強まり、腫れや痛みが増す場合があります。特に膿がたまっているときは、温熱によって細菌活動が活発化し、症状が急速に悪化するケースも見られます。

痛みが強い場合は温めるのではなく、頬の外側から短時間冷やすようにしましょう。

監修者コメント

歯痛時は、刺激や血流を増やす行為が症状悪化の引き金となり得ます。運動・飲酒・喫煙・温熱・刺激物や温度差のある食べ物などを避け、安静と刺激回避を心がけることが、悪化防止につながるとされています。

歯以外の原因で痛むことも!非歯原性歯痛とは

歯以外の原因で痛むことも!非歯原性歯痛とは

歯痛の原因は必ずしも歯や歯肉に限らず、顎や神経、全身疾患などが関係することもあります。このようなケースを「非歯原性歯痛」と呼び、歯科治療だけでは改善しない場合が多いため、原因の見極めが不可欠です。

以下の表は、非歯原性歯痛の主な種類と特徴をまとめたものです。

種類主な特徴代表的な症状
筋・筋膜痛咀嚼筋や首周囲の筋肉の緊張・炎症による痛み・顎の動きに伴って痛みが出る
・押すと痛む圧痛点がある
神経障害性疼痛神経の損傷や感受性の変化による痛み・焼けるような痛み
・電気が走るような痛み
・鎮痛薬が効きにくい
神経血管性頭痛片頭痛や群発頭痛など頭部血管・神経の異常・頭の片側やこめかみ
・上下の歯の痛み
・光、音過敏や吐き気
上顎洞疾患副鼻腔炎など上顎洞の炎症・上顎奥歯の圧迫感
・鼻づまり、鼻汁
・顔面の重さ
心臓疾患狭心症・心筋梗塞などによる関連痛・左下の歯や顎の痛み
・胸部圧迫感
・息切れ
・冷や汗
精神疾患・心理的要因ストレスや精神状態の影響・明確な原因がなく続く痛み
・気分変動や不眠を伴う
特発性歯痛原因不明の歯痛・痛みが長期間続く
・痛みの程度や部位が日によって変動
その他帯状疱疹、神経腫瘍など・皮膚の発疹やしびれ
・特定部位の持続的な痛み

筋・筋膜痛による歯痛

顎を動かす咀嚼筋や首回りの筋肉に負担がかかると、筋肉やその膜(筋膜)に痛みが生じ、これが歯の痛みとして感じられることがあります。これは食いしばりや歯ぎしり、長時間の不自然な姿勢などが誘因として考えられています。

このケースでは特定の筋肉を押すと痛みが増す「圧痛点」があり、歯そのものには異常が見られないことが多いのが特徴です。

神経障害性疼痛による歯痛

過去の外傷や歯科治療などで神経が損傷すると、刺激がなくても慢性的な痛みが生じることがあります。焼けるような痛みや電気が走るような痛みが特徴で、通常の鎮痛薬が効きにくい傾向があります。このような痛みは『神経障害性疼痛』と呼ばれ、抜歯やインプラント手術、強い打撲などがきっかけで起こることがあります。

原因が神経にあるため、歯科治療だけで改善しない場合が多く、神経痛に詳しい医療機関での評価が必要です。通常の鎮痛薬では効果が乏しいため、ペインクリニックなどで神経痛に適した薬の処方や神経ブロック治療が検討されることもあります。

神経血管性頭痛による歯痛

片頭痛や群発頭痛など、頭部の血管や神経に由来する頭痛が歯痛として感じられる場合があります。発作時には頭部の片側や目の奥、こめかみとともに上下の歯が痛むことも少なくありません。

頭痛の発作パターンや伴う症状(光や音への過敏、吐き気など)から、歯が原因の痛みとは異なる可能性を見極めやすくなります。

上顎洞疾患による歯痛

鼻の横にある空洞(上顎洞)に炎症が起きる副鼻腔炎は、上顎の奥歯付近に痛みや圧迫感をもたらすことがあります。風邪やアレルギー性鼻炎がきっかけになることも多く、鼻づまりや鼻汁といった鼻の症状を伴うのが特徴です。

この場合、耳鼻咽喉科での検査・治療が必要です。

心臓疾患による歯痛

狭心症や心筋梗塞など、心臓の血流障害が原因で左下の歯や顎に痛みが出ることがあります。

狭心症
心臓の筋肉に血液を送る血管(冠動脈)が狭くなるなどして血流が一時的に不足し、胸に圧迫されるような痛みや締めつけられるような感覚が現れる状態を指します。

心筋梗塞
心臓の筋肉(心筋)に血液を送る冠動脈の血流が完全に途絶えるなどして、心筋の一部が壊死してしまう状態を指します。

これは関連痛と呼ばれ、心臓からの痛みの信号が神経を介して口腔や顎周囲に伝わるために生じる痛みです。

特に動作時や運動後に症状が現れる場合は注意が必要で、胸の圧迫感や息切れ、冷や汗、吐き気などを伴うこともあります。

 「歯が原因ではなさそう」「痛み止めで治らない」「胸の違和感を伴う」といった場合は、歯科ではなく救急外来や循環器科を優先するべきです。

精神疾患または心理社会的要因による歯痛

強いストレスやうつ病、不安障害などの精神的要因が、身体の痛みとして歯に現れることがあります。これは脳や神経の働きが変化し、痛みの信号が過敏になったり、本来は感じない刺激を痛みとして認識してしまうためです。

検査で虫歯や歯周病などの異常が見つからなくても痛みが続く場合、心理的背景が関与している可能性があります。こうしたケースでは、日常生活のストレス状況や睡眠の質、気分の変動なども併せて確認し、必要に応じて心療内科や精神科での対応の検討が必要です。歯科治療だけでは改善が難しいため、複数の診療科による連携が求められます。

以下のチェックリストを参考にご自身の状況とあてはまっていないか確認してみてください。

チェックリスト
  • 痛みの場所がはっきりしない
  • 日によって痛みの強さが変わる
  • 検査で異常がないのに痛みが続く
  • 頭痛・肩こり・胃腸の不調・不眠など、身体の他の部分にも不調が出る
  • 夜に強く痛む
  • ストレスの強い日に悪化する
  • 痛み止めが効きにくい

特発性歯痛

明らかな原因が特定できない歯の痛みを、特発性歯痛と呼びます。歯科・内科・神経内科など複数の診療科で検査を行っても、虫歯や歯周病、神経損傷など明確な病変が見つからないケースです。

痛みは数か月から数年にわたって続くこともあり、日によって強さや部位が変動する場合があります。しみるような感覚や、じんわりとした鈍痛、場合によっては刺すような痛みが断続的に出ることも少なくありません。

発症の仕組みはまだ完全には解明されていませんが、神経の感受性の変化や脳での痛み信号の処理異常、ストレスやホルモンバランスの影響が関与していると考えられています。症状が持続する場合は歯科単独ではなく、神経痛や慢性疼痛に詳しい医療機関と連携して診断・対応を進めることが望ましいでしょう。

その他

帯状疱疹や神経腫瘍、外傷後の慢性痛など、上記以外にも多くの全身疾患や局所疾患が歯痛として現れることがあります。自己判断は難しいため、歯科だけでなく必要に応じて他科での検査を受けることが重要です。

監修者コメント

非歯原性歯痛は歯や歯肉以外の要因によって生じ、歯科治療のみでは改善しない場合があります。症状の特徴や経過から総合的に判断し、適切な診療科での評価を受けることが大切です。

非歯原性歯痛かもしれないときはどうする?

非歯原性歯痛かもしれないときはどうする?

歯や歯肉に異常が見られないのに痛みが続く場合は、非歯原性歯痛の可能性があります。この場合、原因に応じた適切な診療科を受診することが重要です。

まずはかかりつけの歯科医に相談する

その痛みが歯が原因かどうかを判断するため、まずはかかりつけの歯科医に相談しましょう。歯科では虫歯や歯周病、噛み合わせなど口腔内の状態を確認し、必要に応じてレントゲン撮影や咬合検査などを行います。

この段階で歯や歯肉に問題がないと判断された場合、非歯原性歯痛の可能性を考え、他科受診が検討されます。

症状や持病に応じて何科を受診するのか検討する

非歯原性歯痛の原因は多岐にわたるため、症状や既往歴に応じて適切な診療科を選ぶ必要があります。例えば、頭痛を伴う場合は神経内科や頭痛外来、鼻の症状がある場合は耳鼻咽喉科、胸部の圧迫感や息切れを伴う場合は循環器内科が候補になります。

精神的ストレスや気分変動が強い場合は心療内科や精神科の受診が有効なこともあるでしょう。ただし診療科は自己判断で選ぶのではなく歯科医で検査を受けたうえで相談し、必要に応じて紹介してもらう流れが基本です。

監修者コメント

痛みの原因が歯ではない可能性がある場合でも、まずは歯科で診察を受けましょう。そのうえで症状に応じた診療科を選び、必要に応じて多診療科連携で原因を探る流れになります。

歯の痛みについてよくある質問

歯痛は原因や症状が多様で、自己判断が難しいものといえます。ここでは、歯の痛みの原因となるものや対処法など、よく寄せられる質問とその回答をまとめます。

歯の痛みの原因として考えられるものは?

歯の痛みの原因としては、虫歯や歯周病、知覚過敏、親知らずの炎症などが代表的です。

ほかにも歯のひび割れや膿の蓄積、歯ぎしりによる咬合性外傷などがあります。ただし、顎や神経、全身疾患など歯以外の要因が関係する「非歯原性歯痛」の場合もあるため、原因はさまざまといえます。

歯が痛いときにできる対処法は?

一時的に痛みを和らげる方法として、市販の鎮痛薬の服用、うがい薬や塩水による洗口、患部の冷却が挙げられます。

ただし、これらは応急処置であり根本的な解決には至らないため、早めの歯科受診が必要です。

歯が原因ではない痛みもあるのですか?

はい、あります。副鼻腔炎や片頭痛、心臓疾患、筋肉や神経の障害など、歯や歯肉に異常がなくても歯痛として感じられることがあります。

こうした場合は歯科治療では改善しないため、原因に応じた診療科での対応が求められます。

痛みの原因がわからないときはどうしたらいいですか?

まずは歯科を受診し、口腔内の状態を確認してもらいましょう。

歯や歯肉に異常が見つからない場合は非歯原性歯痛の可能性を踏まえ、歯科医と相談のうえで適切な診療科を紹介してもらうことをおすすめします。

歯の痛みの原因はさまざまなものが考えられる

歯の痛みの原因はさまざまなものが考えられる

歯の痛みの背景には、虫歯や歯周病はもちろん、知覚過敏や歯のひび、膿の蓄積など多様な原因が存在します。さらに近年では、筋肉や神経、全身疾患やストレスなど歯以外が原因の非歯原性歯痛も注目されています。

痛みが続く場合や自己判断が難しい場合は、まず歯科を受診し、必要であれば専門医の診断を受けることが大切です。痛みを放置したり誤った対処を行うのは悪化リスクを高めることがあるため、正しい知識を身に付け早めに対応しましょう。

記事監修:あずさ歯科クリニック麹町 院長 児島 梓 先生

2010年に岡山大学歯学部を卒業後、岡山大学予防歯科学講座に所属。その後、大阪の歯科クリニックで分院長を務めるなど臨床経験を積み、埼玉県・東京都内のクリニック勤務を経て、2023年4月に「あずさ歯科クリニック麹町」を開設。

豊富な臨床経験に加え、インビザラインや矯正歯科、インプラント治療、審美・補綴領域に至るまで幅広い研修・専門コースを修了。最新の知識と技術の習得に積極的に取り組み、精密かつ安心できる歯科治療を患者様に提供する。

単に症状を治すだけではなく、生活習慣や根本原因にアプローチし「将来にわたって口腔の健康と美しさを維持できること」を重視した診療姿勢は、多くの患者様から高い信頼を集めている。

経歴

経歴

  • 2010年 岡山大学歯学部卒業
  • 2011年 岡山大学予防歯科学講座
  • 2013~2021年 大阪のクリニック勤務(分院長経験)
  • 2021~2022年 埼玉県・東京都内のクリニック勤務
  • 2023年4月 あずさ歯科クリニック麹町開設
資格・所属学会

資格・所属学会

  • インビザラインコース受講
  • 宮島矯正コース受講
  • ストローマンインプラントベーシックコース受講
  • EXDI6ヶ月コース受講
  • SJCDレギュラーコース受講
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