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歯が欠けた!原因と応急処置・放置リスクから治療法や費用まで徹底解説

歯が欠けた!原因と応急処置・放置リスクから治療法や費用まで徹底解説

「歯が少しかけたけど、痛みもないし放っておいても大丈夫かな?」
「歯医者に行きたいけど、どんな治療をされるんだろう?費用はどれくらいかかるの?」

歯が欠けた際、見た目の問題だけでなく、どう対処すべきか分からず悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

欠けた歯を放置すると、虫歯が進行したり、歯の神経にダメージが及んだり、最悪の場合は歯を失う原因にもなりかねません。

しかし、歯が欠けてしまってもすぐに応急処置を行い、早期に歯科医院で適切な治療を受ければ、多くの場合は機能的にも審美的にも回復させることが可能です。

この記事では、歯が欠ける原因から、ご自身でできる応急処置、放置するリスク、さらには具体的な治療法の種類や費用の目安まで、気になるポイントを徹底的に解説します。

この記事でわかること
  • 歯が欠けた際にすぐ行うべき正しい応急処置と、症状を悪化させる絶対にやってはいけないNG行動
  • 歯の欠け具合に応じた具体的な治療法の選択肢と、保険適用・自費診療それぞれの費用目安
  • 歯が欠ける主な原因と放置した場合に起こりうる深刻なリスク
  • 歯科医院を受診してから治療が完了するまでの流れ
目次

【緊急】歯が欠けた!歯科医院に行くまでの正しい応急処置とNG行動

【緊急】歯が欠けた!歯科医院に行くまでの正しい応急処置とNG行動

歯が欠けた際は、破片を乾燥させずに保管し、できるだけ早く歯科医院を受診することが最も重要です。

歯が欠けた緊急時の正しい応急処置
  • 破片を保管する
     欠けた歯の破片は、歯の保存液、牛乳、または生理食塩水に浸して乾燥を防ぐ。
  • 口内を清潔に保つ
    ぬるま湯で優しく口をすすぐ。
  • 痛みの緩和させる
    必要であれば市販の鎮痛剤を服用する。
  • 止血する
    清潔なガーゼやティッシュを患部に当て、5分〜10分ほど軽く噛んで圧迫止血する。

歯科医院に行くまでに正しく応急処置することで、歯の再植や修復の成功率が上がります。

絶対にやってはいけないNG行動
  • 細菌感染や症状悪化の原因になるため、欠けた部分には触らない。
  • 水道水で欠けた歯を洗うのは、再植に必要な歯根膜という組織が失われるため厳禁。
  • 自己判断で放置すると、虫歯や噛み合わせの悪化などにつながる。
  • 市販の接着剤でつけると、歯の状態を悪化させ、後の治療を困難にするため、絶対に避けるべき行為。
  • 欠けた歯をゴシゴシと洗うと、歯根膜が剥がれ、歯を元に戻す(再植する)ことが困難になる。

痛みがない場合でも、放置すると虫歯や噛み合わせの悪化など、より大きな問題につながる可能性があります。

症状が悪化する前に、できるだけはやく歯科医院で診断を受けましょう。

Point

欠けた歯の取り扱いには適切な手順があり、特に破片の保存方法や清潔な状態を保つことが、その後の修復の精度に大きく影響します。

痛みがなくても放置は危険!欠けた歯を放置すると深刻化する3つのリスク

痛みがなくても放置は危険!欠けた歯を放置すると深刻化するリスク

歯が少し欠けただけで痛みもないと、つい治療を後回しにしてしまいがちです。

しかし、痛みがないからといって放置する判断は、将来的に口の健康を大きく損なう危険性があります。

見た目以上に深刻な問題へ発展する前に、症状がなくてもできるだけ早く歯科医院を受診しましょう。

以下では、放置することで起こりうる具体的なリスクについて解説します。

虫歯が進行する

欠けた歯を放置すると、虫歯が急速に進行する危険性が高まります。

エナメル質は水晶並みの硬さを持ちますが、欠けると内側の象牙質が露出します。

象牙質は酸に弱く、虫歯菌への抵抗力も低いため、露出すると虫歯の進行は一気に速まるため注意が必要です。

欠けた歯が虫歯になりやすい理由
  • 象牙質が露出し、虫歯菌に弱くなるため
    └ 象牙質はエナメル質に比べて柔らかく、酸に弱いため、虫歯菌が侵入しやすい。
  • 汚れや細菌がたまりやすくなるため
    └ 欠けた部分は形状が不規則になるため、歯ブラシが届きにくくなり、プラークや細菌がたまりやすい。
  • 欠けた部分から細菌が内部に侵入するため
    └ 小さな欠けでも、そこから細菌が内部へ侵入し、目に見えないところで虫歯が広がる。

見た目は小さな穴でも、内部では大きく広がっていることがあります。

放置すれば数ヶ月で神経に達して強い痛みを生じたり、歯が大きく崩壊したりする恐れがあります。

そのため、痛みがなくても早めの受診が重要です。

歯髄炎・歯髄壊死になる可能性がある

欠けた歯を放置すると、歯の神経が死んでしまう歯髄壊死になる危険があります。

欠けた部分から細菌が歯の内部に侵入し、神経に達すると、ズキズキとした激しい痛みを伴う歯髄炎を引き起こすのです。

初期は冷たいものや熱いものでしみる程度ですが、進行すると激しい痛みや夜間のズキズキした痛みに発展します。

そのまま放置すると、歯髄が壊死して感覚を失い、一時的に痛みがなくなる場合もあります。

しかし、実際には感染が根の先端や周囲の骨へ広がり、歯ぐきの腫れや膿、強い口臭、歯の変色を引き起こす危険性が高まり大変危険です。

さらに悪化すれば根管治療や抜歯が必要となり、治療期間や費用の負担も大きくなります。

欠けた歯は放置せず、早めに歯科医院を受診することが歯を残す最善の方法です。

噛み合わせが悪化する

欠けた歯を放置すると、口腔内全体の噛み合わせが悪化する危険があります。

歯は互いに支え合って位置を保っているため、1本欠けるだけでバランスが崩壊するのです。

具体的には、噛み合う相手の歯が空いたスペースに向かって伸びてきたり、両隣の歯が倒れ込んできたりします。

噛み合わせの悪化が日常生活に与える影響
  • 噛みにくくなり、食べ物が十分に噛み砕けず、消化が悪くなったりする。
  • 噛み合わせが乱れることで顎関節や咀嚼筋に負担がかかり、顎の痛み、口が開きにくい、カクカク音がするなどの顎関節症状を引き起こすことがある。
  • 噛み合わせの不均衡が、咀嚼筋や首の筋肉に負担をかけ、頭痛や肩こり、背中や腰の症状につながることがある。
  • 歯並びや噛み合わせが悪いと一部の発音が難しくなり、会話に支障をきたす。

これらの変化は歯並び全体を乱し、食べ物が詰まりやすくなることで虫歯や歯周病のリスクを高めるため、たった1本の欠損でも早期の治療が必要です。

Point

欠けた歯は見た目以上に内部で大きな変化が進むことがあり、早い段階で状態を把握することがその後のトラブルを防ぐうえで役立ちます。

歯が欠けた場合の歯科医院での治療法と費用の目安

歯が欠けた場合の歯科医院での治療法と費用の目安

歯が欠けてしまった場合、治療法は損傷の程度によって大きく変わります。

放置すると症状が悪化し、治療がより複雑で高額になる可能性もあるため、自己判断は禁物です。

以下では、歯の欠け具合による適切な治療法や費用目安を紹介します。

小さく欠けた場合

歯の先端が少し欠けたり、表面のエナメル質がわずかに剥がれたりした程度で、痛みがない軽度のケースでは、比較的簡単な治療で修復が可能です。

このような場合に第一選択となる治療法が、「コンポジットレジン(CR)修復」です。

コンポジットレジン(CR)修復

歯が小さく欠けた場合、歯科用の白いプラスチック(コンポジットレジン)を詰めて修復する治療が一般的です。

コンポジットレジン(CR)修復は、歯を削る量を最小限に抑えられ、多くは1回の通院で治療が完了します。

コンポジットレジン(CR)修復のメリット
  • 自然な色合いで見た目が良い
  • 歯を削る量が少なくて済む
  • 1回の通院で短時間に治療が終わる
  • 保険適用で費用が比較的安価

保険適用(3割負担)で1本あたり 1,000円~3,000円 程度が目安です。

コンポジットレジン(CR)修復は、見た目が自然で金属アレルギーの心配がない反面、セラミックなどに比べ強度が劣り、長期間の使用で変色する可能性があります。

しかし、手軽で費用を抑えられるため、小さく歯が欠けた際の最初の治療手段となるでしょう。

中程度に欠けた場合

歯の欠けが象牙質まで達し、コンポジットレジン修復では強度的に対応できない中程度のケースでは、詰め物(インレー)や被せ物(クラウン)で歯を保護し、機能と見た目を回復させる治療が必要になります。

治療法には費用や審美性が異なる複数の選択肢が存在します。

どの方法が最適かは、歯の状態や噛み合わせによって変わるため、歯科医師と相談し、それぞれの特徴を理解した上で選択することが大切です

ラミネートベニア

中程度に欠けた前歯の審美的な修復には、ラミネートベニアが有効な選択肢です。

ラミネートベニアは、歯の表面を0.3〜0.5mm程度ごく薄く削り、セラミック製の薄いシェルを貼り付けて歯の色や形を美しく整えます。

ラミネートベニアのメリット
  • 天然歯に近い透明感で自然な見た目
  • 歯をあまり削らずに済む
  • 変色が少なく長期間美しさを維持できる
  • 歯の形や隙間の改善も可能

自由診療で1本あたり 5万円~15万円 程度で、費用は高額になる傾向にあります。

また、強い衝撃で割れるリスクもあるため、歯ぎしりのある方などは注意が必要です。

保険適用の被せ物

中程度に欠けた歯の治療では、保険適用の被せ物(クラウン)で修復するのが一般的です。

歯を削って型を取り、歯科技工所で作成した修復物を装着する治療法で、費用を抑えられるのがメリットです。

スクロールできます
治療法保険診療の目安(3割負担)特徴
金銀パラジウム合金冠約5,000〜10,000円/本・強度が高く耐久性に優れる
・色は金属色で目立つ
・主に奥歯に使用
鋳造冠(銀合金)約5,000〜10,000円/本・金属冠の一種で耐久性が高い
・歯への適合性が良好
硬質レジン前装冠約7,000〜12,000円/本・金属冠の表面にプラスチックが焼き付けてある
・前歯など見た目の美しさが必要な部位向け
銀歯約5,000円前後/本・部分的に銀合金やその他金属を使用
※上記はあくまで目安で、実際の費用は歯科医院や地域、内容により異なります。

主に奥歯には強度の高い金属冠、前歯には表面が白い硬質レジン前装冠が用いられます。

費用を安く抑えられるのが最大のメリットですが、銀歯は見た目が目立ち、白いプラスチックは時間が経つと変色しやすい特徴もあります。

どの治療法が適しているか、歯科医師と相談して決めましょう。

セラミックの被せ物

中程度に欠けた歯の修復で、見た目の美しさを最優先するならセラミック製の被せ物(クラウン)が最適です。

陶材でできているため、天然の歯が持つ自然な透明感と白さを再現でき、長期間使用しても変色しにくいのが大きな特徴です。

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治療法費用目安(自費診療)特徴
オールセラミック約80,000〜150,000円/本・純セラミックのみ使用
・自然な透明感やツヤがあり審美性に優れる
ジルコニアセラミック約70,000〜150,000円/本・非常に硬い素材
・奥歯や歯ぎしりの強い方に最適
ハイブリッドセラミック約40,000〜80,000円/本・セラミックとレジンの混合素材
※上記はあくまで目安で、実際の費用は歯科医院や地域、内容により異なります。

表面が滑らかで汚れが付きにくく、二次的な虫歯のリスクが低いという利点もあります。

ただし、治療は保険適用外で高額になり、強い衝撃で割れる可能性がある点には注意が必要です。

費用や種類は歯科医院によって異なるため、事前の相談が重要となります。

大きく欠けて神経が露出した場合

歯が大きく欠けて神経(歯髄)が露出すると、何もしなくてもズキズキと激しく痛むことがほとんどです。

大きく欠けた歯を放置すると、細菌が歯の内部で増殖し、歯の根や顎の骨にまで感染が広がる危険な状態になります。

以下でどうしたらいいのか、具体的な治療法を紹介します。

根管治療 + 保険適用の被せ物またはセラミックの被せ物

歯が大きく欠けて神経が露出した場合、まず感染した神経を取り除く根管治療が必要です。

その後、歯を補強する土台を立て、被せ物(クラウン)を装着して治療が完了します。

一連の治療は、保険適用と自費診療で費用が大きく異なります。

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治療法保険適用(3割負担)の費用目安自費診療の費用目安
根管治療約2,000~10,000円約70,000~150,000円
土台+被せ物約10,000~20,000円約100,000円~
合計約12,000円~約170,000円~
※上記はあくまで目安で、実際の費用は歯科医院や地域、内容により異なります。

保険診療は費用を抑えられますが、治療の精度や使用材料に制限があります。

一方、自費診療は高額ですが、精密な機器や高品質な材料を使用することで、より精度の高い治療を目指すことができ、審美性を高めることも可能です。

歯の根元から折れてしまった場合

歯が根元から折れてしまう歯根破折は、歯の損傷の中で最も深刻な状態です。

多くの場合、歯を残すことが難しく、抜歯が第一選択となるケースも少なくありません。

しかし、折れた位置や歯の根の状態によっては、専門的な技術を駆使して歯を保存できる可能性も残されています。

以下では、具体的な治療法を紹介します。

根管治療 + セラミックの被せ物

歯が根元から折れてしまった場合でも、状態によっては歯を抜かずに治療できる可能性があります。

まず感染した神経を取り除く根管治療を行い、次に歯を補強する土台を立て、最後に見た目と機能を回復するセラミックの被せ物を装着する流れが一般的です。

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治療法自費診療の費用目安
根管治療約70,000~150,000円
土台+被せ物約100,000円~
合計約170,000円~
※上記はあくまで目安で、実際の費用は歯科医院や地域、内容により異なります。

根管治療とセラミックの被せ物による治療方法は、歯を残せる可能性がある一方で、治療が複雑で高度な技術を要するため、全額自己負担の自由診療となり費用は高額です。

破折の状況によっては抜歯が避けられないケースもあるため、まずは歯科医師による精密な診断が不可欠です。

歯が欠けてしまう原因

歯が欠けてしまう原因

「硬いものを食べたら歯が欠けた」と思いがちですが、健康な歯は簡単には欠けません。

歯が欠けてしまう背景には、歯そのものが気づかないうちにダメージを受け、脆くなっている原因が隠れていることがほとんどです。

以下では、歯が欠けてしまう原因を詳しく解説します。

虫歯

歯が欠ける最も一般的な原因の一つが、気づかないうちに進行した虫歯です。

口内のミュータンス菌などの虫歯菌は、食べ物や飲み物に含まれる糖質を分解して酸を作り出し、この酸が歯の表面のエナメル質を溶かすことで虫歯が進行します。

特に甘いものや間食が多いと、口の中が酸性の状態になる時間が長くなり、歯の修復作用である再石灰化が追いつかなくなります。

虫歯が進むと象牙質や内部の構造が脆くなり、噛む力や外的な衝撃で歯が欠けやすくなります。

初期の虫歯はしみる程度ですが、放置すると歯が黒く崩れたり神経にまで達して激しい痛みを伴うこともあります。

そのため、食事のような日常的なわずかな力で、硬い表面が耐えきれずに欠けてしまうのです。

虫歯になる要因
  • 細菌
    口内の細菌が食べかすや糖分をエサにして「プラーク(歯垢)」を作り、酸を発生させる
  • 糖質(砂糖や炭水化物)
    甘いお菓子やジュース、パン、ご飯などの頻繁な摂取は虫歯リスクを高める
  • 歯質
    歯のエナメル質や象牙質の強さには個人差があり、弱いと虫歯になりやすい

痛みがないからと放置すると、突然歯を失うことにもなりかねないため、早期の発見と治療が重要です。

転倒や事故などによる外傷

転倒や事故、スポーツ中の衝突など、歯に強い外的な力が加わることで歯が欠けたり折れたりします。

外傷による歯の損傷は、特に外部からの衝撃を受けやすい前歯に多く見られます。

歯が虫歯で弱っていたり、過去に治療を受けて強度が落ちている場合、外傷によって欠けやすくなる点にも注意が必要です。

衝撃の大きさや方向によっては、歯の根や歯肉、骨にまで影響が及び、歯がぐらついたり完全に抜け落ちたりすることもあります。

外傷直後は異常がなくても、後から神経が死んで歯が変色することもあるため、口元をぶつけた際は速やかに歯科医院で診察を受けることが重要になります。

歯ぎしり・食いしばり

歯ぎしりや食いしばりは、歯が欠ける原因の一つです。

睡眠中や日中に無意識に行われる歯軋りや食いしばりの癖は、自身の体重の2倍から5倍もの異常な力を歯に加え続けます。

過剰な力が長期間にわたってかかり続けると、歯の表面に目に見えない無数のひびが蓄積されていきます。

その結果、歯の強度が徐々に低下し、硬いものを噛んだ時などの何気ない衝撃をきっかけに、ある日突然歯が欠けたり、割れてしまったりするのです。

歯ぎしり・食いしばりの改善策
  • マウスピースを使用する
  • 深呼吸やストレッチなどを行い、口周りの過緊張を減らす
  • 日常生活でのストレス軽減(趣味、運動、十分な睡眠など)を図る
  • 軽いマッサージやストレッチを日常的に行う

日常的に歯ぎしりや食いしばりが癖づいている場合は、歯科医師に相談してみるのもいいでしょう。

酸蝕歯(さんしょくし)

酸蝕歯(さんしょくし)は、飲食物の酸により歯が溶け、もろくなる状態を指し、歯が欠ける原因となります。

細菌が原因の虫歯とは異なり、pH5.5以下の酸性度の高いもの(炭酸飲料、スポーツドリンク、柑橘類など)を日常的に摂取することで、歯の表面のエナメル質が溶かされてしまう現象です。

また、胃酸が口内に逆流する「逆流性食道炎」も、強力な酸で歯を溶かす要因の一つです。

酸蝕歯の予防ポイント
  • 酸性の飲食物を控え、摂取後は水やお茶で口をゆすぐ。
  • 食後すぐに強く磨かず、歯質が軟らかくなっている状態を避ける。
  • フッ素配合の歯磨き剤で歯質を強化する。
  • 定期的に歯科医院で検診を受け、歯の状態を確認する。

酸によって弱くなった歯は、食事や歯ぎしりなどのわずかな力でも欠けやすくなるため、酸っぱいものの「だらだら食い」を避けるなどの食生活の見直しが予防につながります。

Point

歯が欠ける背景には、虫歯・外傷・酸蝕・歯ぎしりなど複数の要因が重なっていることが多く、日常の習慣や歯の状態を見直すことでトラブルの予防につながります。

歯が欠けて歯科医院で治療を受けるまでの流れ

歯が欠けて歯科医院で治療を受けるまでの流れ

歯が欠けてしまった際、痛みがないからといって自己判断で放置してしまうと、症状が悪化して治療がより複雑になる可能性もあります。

まずは落ち着いて歯科医院へ連絡し、専門家の診断を受けることが大切です。

一般的な治療は、以下のような流れで進みます。

STEP

受診予約する

歯が欠けたら、何よりもまず歯科医院に電話をして予約を取りましょう。

痛みがなくても、欠けた部分から細菌が感染するリスクがあるため、自己判断で放置するのは危険です。

電話の際は、まず「歯が欠けたので予約したい」と伝え、以下の情報を落ち着いて話すとスムーズです。

受診予約の際に伝えておくべきこと
  • 初めての受診か、通院歴があるか
  • いつ、どのように欠けたのか
  • 痛みや出血の有無
  • 欠けた歯の破片があるか

多くの歯科医院は予約制のため、事前に連絡することで、当日の待ち時間を減らし、歯科医師も状況に応じた準備ができます。

緊急性が高い場合はその旨を伝え、できるだけ早く診てもらえる日時を確認してください。

STEP

歯科医院で診察・検査を受ける

歯が欠けて歯科医院を受診すると、まず正確な診断のために問診と検査が行われます。

問診では、いつ、どのように欠けたのか、痛みの有無などを詳しく伝えます。

その後、歯科医師が直接口の中を見て、欠けた部分の大きさや深さ、神経が露出していないかなどを確認します。

さらに、目では見えない歯の内部や根の状態を調べるため、レントゲン撮影は欠かせません。

これにより、隠れた虫歯や歯の根の破折、骨の状態などを把握できます。

必要に応じてCT撮影やマイクロスコープ(歯科用顕微鏡)を使った精密検査を追加し、結果を総合して最適な治療計画が立てられます。

STEP

治療計画の説明を受ける

検査結果をもとに、歯科医師から現在の歯の状態と具体的な治療計画について説明を受けます。

治療法は歯の破損の程度に応じて提案され、どの方法を選択するかを相談しながら決定します。

それぞれの治療法のメリット・デメリット、費用(保険適用と自費)、治療期間などをしっかり確認し、納得した上で治療に進むことが大切です。

不明な点があれば、遠慮なく質問しましょう。

STEP

治療を開始する

治療計画に同意したら、いよいよ治療の開始です。

治療は歯の損傷度合いに応じて、段階的に進められます。

軽度の欠けの場合は、欠けた部分に歯科用プラスチック(レジン)を直接盛り付け、光を当てて固めることで形を修復します。

中度の欠けの場合は歯の型を取り、詰め物や被せ物(クラウン)を作製し、完成までの約1週間は仮の詰め物で過ごし、後日完成した修復物を装着するのが一般的です。

重度の欠けであれば、感染した神経を取り除く根管治療を複数回行います。

その後、歯を補強する土台を立て、最終的な被せ物を装着するため、治療期間は数ヶ月に及ぶこともあります。

上記のように、治療方法は歯の欠け具合により異なるため、事前に確認しておきましょう。

STEP

治療後も定期検診を受ける

歯の治療が終わった後も、3ヶ月に1回程度の定期検診を受けることが重要です。

治療で詰めた物や被せた物には寿命があり、定期検診で劣化や不具合を早期に発見することで、再治療が必要になるリスクを減らせます。

定期検診では、自分では除去しきれない歯石や細菌の膜(バイオフィルム)を専門的に清掃してもらえるため、虫歯や歯周病の予防に直結します。

将来の歯の健康と、生涯にかかる医療費を抑えるためにも、治療後のメンテナンスを継続しましょう。

歯が欠けたことに関するよくある質問

最後に、特によくいただく質問とその回答をQ&A形式でまとめました。

歯が欠けた時の参考にしてください。

歯が欠けたら何日以内に歯医者に行くべきですか?

結論として、様子を見ずに、できるだけ早く受診してください。理想は当日か翌日です。

特に、歯が完全に抜けてしまった(脱臼)場合や、破片が大きい場合は、歯を元に戻せる可能性が時間と共に低下するため、1分1秒でも早い受診が重要になります。

痛みがない場合でも、欠けた部分から細菌が侵入し、内部で問題が進行している可能性があります。

まずは歯科医院に連絡して、できるだけ早く診てもらえるよう相談しましょう。

歯が欠けた場合、自分で治すことはできますか?

欠けた歯を自分で治すことは、できません。

市販の接着剤で付けようとすると、有害物質で歯茎が炎症を起こしたり、治療の際に余計に歯を削る必要が出たりと、状況を悪化させるだけです。

欠けた場合は、破片を乾燥させないように牛乳などに浸して保管し、できるだけ早く歯科医院を受診してください。

自己判断で放置すると、虫歯や神経の炎症など、より深刻なトラブルにつながる危険があります。

歯が欠けたけど痛くないのはなぜですか?

歯が欠けても痛くない主な理由は、欠けが神経のないエナメル質にとどまっているか、既に虫歯で神経が死んでいるためです。

しかし、痛みがなくても放置は危険です。

欠けた部分から虫歯が進行したり、さらに大きく割れて抜歯に至るリスクがあります。

痛みの有無にかかわらず、欠けた歯は早急に歯科医院を受診することが重要です。

少し前歯が欠けただけなので歯医者に行かなくていいですか?

前歯が少し欠けただけでも放置は危険です。

痛みがなくても、欠けた部分から虫歯が進行したり、さらに割れて抜歯に至る恐れがあります。

見た目の問題だけでなく、将来の歯の健康のためにも、早めに歯科医院を受診してください。

歯が欠けたら放置せずすぐに歯科医師に診てもらおう

歯が欠けたら放置せずすぐに歯科医師に診てもらおう

歯が欠けても痛みがないからと放置するのは危険です。

欠けた部分から虫歯が進行したり、神経が死んでしまう歯髄壊死、さらには噛み合わせの悪化など、深刻なトラブルにつながる可能性があります。

もし歯が欠けたら、破片を乾燥させないように保管し、できるだけ早く歯科医院を受診しましょう。

治療は欠けた大きさにより、プラスチックを詰める簡単なものから、被せ物や神経の治療まで治療法はさまざまです。

歯が少しでも欠けた場合は、自己判断せず、歯科医院で見てもらうことが大切です。

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