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歯列矯正で顔が変わるって本当?横顔・輪郭の変化や注意点を徹底解説

SNSなどで歯列矯正を受けた方のビフォーアフター画像を見て、「本当に顔が変わるの?」

「逆に今よりも見た目が悪くなることはないの?」と疑問を感じている方もいるでしょう。

実は、歯列矯正は歯並びだけでなく顔立ちや輪郭に影響を与える可能性があります。正しく治療を行えばフェイスラインが整うなどプラスの変化を期待できますが、場合によっては想定外の変化が起こることもあります。

この記事では、歯列矯正でなぜ顔が変わるのかや、変わりやすい部位、顔が変わりやすい歯並びのタイプなどを解説します。歯列矯正を検討している方が安心して判断できるよう、知っておきたいポイントをわかりやすくまとめましたので、ぜひ最後までご覧ください。

この記事でわかること
  • 歯列矯正で顔が変わる理由変わり始める期間
  • 歯列矯正で印象が変わりやすい部位と顔タイプ
  • 顔以外にある歯科矯正のメリット
目次

歯の矯正で顔が変わるのはなぜ?

歯の矯正で顔が変わるのはなぜ?

もともと歯並びや歯の位置に問題があると、口元の筋肉バランスが崩れ、皮膚がたるんだり伸びたりすることがあります。こうした状態は見た目の印象にも影響しやすく、フェイスラインの乱れや口元の歪みにつながることもあります。

しかし、歯列矯正によって歯が本来の正しい位置に移動すると、嚙み合わせや顎の位置が改善され、口周りの筋肉の使い方が変化します。結果としてフェイスラインが整い、顔全体の印象が変わるケースも見られます。

すべての人に外見の変化が現れるわけではありません。その度合いは、もとの歯並びや骨格、筋肉の状態など個々の条件によって異なります。歯列矯正を検討する際には、自分に起こりうる変化を歯科医とよく相談することが大切です。

歯の矯正で顔変わるのはいつ?

歯の矯正で顔変わるのはいつ?

歯列矯正によって「顔が変わった」と実感できるようになるまでには、通常半年〜1年ほどかかります。これは歯が骨の中に埋まっており、短期間で急激に動かすことができないためです。

実際、1か月で歯が動く距離は0.5~1mm程度が限界とされています。歯の動きには個人差があり、歯並びの状態によっては、さらに長い期間を要することもあります。

そのため、歯列矯正を始めてすぐに顔つきの変化を感じることはほぼないでしょう。

少しずつ時間をかけて変化していくものであると理解しておく必要があります。

歯の矯正で顔が変わるのはどこ?変わりやすい部位とその原因

歯の矯正で顔が変わるのはどこ?変わりやすい部位とその原因

歯列矯正を行うと、横顔や口元などは印象が変わりやすいといわれています。

ここでは、歯列矯正によって印象が変わりやすい顔の部位と、その理由を解説します。横顔の印象がスッキリする(Eライン・スマイルライン)

歯列矯正では、Eラインが整うことで横顔の印象が変わることがあります。

Eライン
顔を横から見たときに鼻の先端と顎の先端を結んだラインのことです。日本人の場合、上下の唇がEラインよりもやや内側にある状態が理想とされています。

出っ歯や受け口といった歯並びの乱れを整えると、口元が引っ込んでEラインが整い、横顔の印象がスッキリします。

また、スマイルラインの改善もメリットの一つです。

スマイルライン
笑ったときに見える上の歯の先端を結んだ曲線のことを指します。

下唇に沿ってゆるやかな曲線を描いていると、笑顔がより魅力的に見えるとされています。歯列矯正は単に歯並びを整えるだけでなく、顔全体の印象をも変化させるのです。

口元やフェイスラインの印象が若々しく見える

出っ歯(上顎前突)

歯列矯正によって前歯の傾きを改善すると、口を閉じやすくなります。前歯で物が噛み切りやすくなる、口呼吸の改善につながるといったメリットもあります。

受け口(下顎前突)

歯列矯正によって上の前歯を前方に移動させ、下の前歯を後退させることで顎の位置を改善します。発音のしづらさ(サ行やタ行など)の改善、顎関節への負担軽減にもつながります。

これらの処置によって、口元が引き締まり、顔がシャープに見えやすくなるとされています。その結果、フェイスラインが若々しい印象となるのです。

エラや輪郭がスッキリしてフェイスラインが変わる

歯列矯正によって噛み合わせが整うと、エラや顔の輪郭がスッキリするケースがあります。これは、顔の側面にある「咬筋(こうきん)」という筋肉の肥大化が解消されるためです。

状態起こること見た目への影響
かみ合わせにずれがある噛む力が一部に集中し、咬筋(あごの筋肉)が過剰に使われるエラが張って顔の輪郭が大きく見える
歯列矯正でかみ合わせが整う咬筋への負担が減り、筋肉が過剰に発達しなくなるフェイスラインがスッキリする可能性がある

なお、エラの張りが骨格そのものに起因している場合は、歯列矯正だけでは改善が難しいでしょう。併せて、外科手術を検討しなければなりません。

嚙み合わせの不具合は、実は軽く考えてはいけません。たとえば上下の歯がきちんと嚙み合っていないと、顎や顔まわりの筋肉に余計な負担がかかり、顎の痛みや筋肉のこり、肩こりや頭痛、姿勢の悪化など、さまざまな不調を引き起こすことがあります。

Point

歯並びや嚙み合わせを整える治療を行うことで、顔まわりがスッキリ見えるだけでなく、体の不調がやわらぐこともあります。気になる方は、一度歯科医院で相談してみることをおすすめします。

歯の矯正で顔が変わりやすいタイプ

歯の矯正で顔が変わりやすいタイプ

歯列矯正によって顔の印象が大きく変わる方には、共通する特徴があります。

以下では、代表的な2つのタイプについてお伝えします。

出っ歯・八重歯が目立つ人

出っ歯は、上の前歯が前方に突き出ているため、口元全体が前に出て、横顔のバランスが崩れやすくなります。

歯列矯正によってこの突出感が改善されると、鼻先と顎先を結んだEラインが整い、口元が引き締まった印象になります。

一方で、八重歯がある場合は歯並びが整わず、笑顔の印象が乱れて見えることもあります。

こちらも歯並びを整えることで、スッキリとした笑顔になり、フェイスラインをシャープに見せることができるかもしれません。

状態特徴矯正後の主な変化
出っ歯
(上の前歯が前方に突出)
口元が前に出て横顔バランスが崩れるEラインが整い、口元が引き締まる
八重歯
(歯並びが乱れて犬歯が飛び出している)
笑顔が不揃いに見えやすい歯並びが整い、スッキリした笑顔&シャープなフェイスラインに

さらに、出っ歯・八重歯を治すことで以下のようなメリットも得られます。

メリット
  • 噛み合わせが整い、食事がしやすくなる
  • 口が自然に閉じられるようになり、口呼吸の改善にもつながる
  • 清掃性が上がり、むし歯や歯周病の予防になる

下の歯だけ歪んでいる人

下の前歯が上の前歯より前方に出ている歯並びは、受け口(下顎前突)と呼ばれます。

受け口の場合、歯列矯正によって歯並びを整えると下顎の位置が下がり、口元の突出感を解消しやすくなります。

さらに、噛み合わせが改善されることで咬筋への負荷が軽減され、フェイスラインがスッキリとした印象になるのも特徴です。

状態特徴矯正後の主な変化
受け口(下あごが前に出ている)下あご全体が前に出て口元が目立つ下あごの位置が下がり、口元の出っ張り感が減る
咬筋への負担噛み合わせのズレで筋肉がこわばりやすい筋肉の負担が軽減され、フェイスラインがスッキリする

歯の矯正で顔変わると思ったら違った?悪化例と知っておきたい注意点

歯の矯正で顔変わると思ったら違った?悪化例と知っておきたい注意点

歯列矯正は見た目の改善が期待できる一方で、「矯正後にかえって見た目が悪くなった」と感じるケースもあります。

代表例は以下の通りです。

逆効果になる代表例
  • 口元を引っ込めすぎてほうれい線や人中が目立つようになる
  • 噛み合わせの改善とともに顔が面長になる
  • 筋肉が衰えて頬がこける

よくあるのが、出っ歯を引っ込めすぎたことで口元の立体感が失われ、ほうれい線や人中(鼻と上唇の間にある縦の溝)が目立つようになるケースです。

また、噛み合わせの改善によって咬筋の張りが和らぎ、エラが目立たなくなることで、顔が面長に見えるようになることもあります。

さらに、ワイヤー矯正など取り外せない装置の場合、食事の不便さからやわらかい食べ物を選ぶことが増え、口周りの筋肉が衰えることがあります。その結果、頬がこけ、老けた印象につながることがあります。

非抜歯の場合は顔のバランスに注意

歯列矯正では、やむを得ず健康な歯を抜く「便宜抜歯」が行われることがあります。これは、顎が小さく歯を並べるスペースが不足している場合に適応となります。

虫歯でもない歯を抜くことに抵抗を感じる人が多いのも事実ですが、スペースが足りないまま無理に歯を並べようとすると、口元が出てしまう可能性があるのです。出っ歯のような状態になり、顔全体のバランスを崩す原因にもなりかねません。

そのため、必要に応じて抜歯も視野に入れ、矯正治療に取り組む必要があります。

Point

歯並びを整えるために抜く歯は、将来に大きな影響が出にくく、全体のバランスを取りやすい歯が選ばれます。たとえば、前から数えて4本目の歯は、抜くことで前歯を下げたり歯並びを整えたりしやすい歯です。また、そのすぐ後ろの5本目の歯を、状況によっては代わりに抜くこともあります。

歯の矯正で顔変わる前に知っておきたい、後悔しないためのポイント

歯の矯正で顔変わる前に知っておきたい、後悔しないためのポイント

歯列矯正を始める前に大事なことは主に以下の3つです。

治療後のイメージを共有する

歯列矯正を行う際は、まず歯科医師と治療後のイメージをしっかり共有することが重要です。自分の理想を頭の中で描いていても、実際の歯並びやあごの骨の状態によっては、思った通りの仕上がりにならないこともあります。

そのため、治療を始める前に、現実的に実現可能なゴールを歯科医師とよく話し合って決めておくことが大切です。

経験豊富な歯科医師に相談する

治療後のイメージを正確に共有するには、経験豊富な歯科医師に相談することがポイントです。

判断基準
  • 実績がわからない場合は、日本矯正歯科学会の認定医や専門医であるかを確認しましょう。
  • 認定資格は、一定の治療実績や学術実績を満たした歯科医師にのみ与えられ、医師選びの目安になります。

治療前の検査も重要

後悔のない矯正治療のためには、頭のX線写真による検査(セファログラム)を行っているかも確認しましょう。

検査を受けるメリット
  • 上下のあごの大きさやずれ、歯の傾きなどを正確に把握できます。
  • 検査結果をもとに治療計画を立てることで、より質の高い矯正治療を受けられるかどうかの判断が可能です。

歯の矯正で顔変わるだけじゃない?知られざるメリットを解説

歯の矯正で顔変わるだけじゃない?知られざるメリットを解説

歯列矯正には、顔が変わる以外にも、次のようなさまざまな効果が期待できます。

歯列矯正を受けるメリット
  • 虫歯や歯周病の予防
  • 発音の改善
  • 咀嚼機能の向上
  • 姿勢の改善

歯並びやかみ合わせが乱れていると、歯ブラシが届きにくい部分に汚れが残りやすくなり、虫歯や歯周病のリスクが高まります。歯列矯正で歯並びが整うと、磨き残しが減り、口の中を清潔に保ちやすくなるため、病気を予防しやすくなります。

また、歯と歯の間に隙間が大きい場合や、歯が内側に倒れている場合は、舌の動きが制限されて発音が不明瞭になることがあります。歯列矯正で歯並びを整えることで、発音が改善される可能性もあります。

さらに、かみ合わせが悪いと上下の歯がうまくかみ合わず、食べ物を噛む効率が低下します。歯列矯正後は噛む力が正しく伝わるため、食事の際の負担が軽くなることも期待できます。

かみ合わせは姿勢にも影響を与えるといわれており、歯列矯正によって体全体のバランス改善につながることもあります。

まとめると、以下のようになります。

改善できる点矯正前の状態矯正後の効果
虫歯・歯周病予防歯ブラシが届きにくく汚れが残る歯並びが整い、磨きやすくなる
発音歯の隙間や倒れた歯で舌の動きが制限歯並びが整い発音が明瞭になる可能性
噛む力・咀嚼上下の歯がうまくかみ合わない噛み合わせが整い食事の負担が軽減
姿勢かみ合わせの悪さが影響体全体のバランス改善に寄与する場合がある

歯列矯正の顔の変化に関するよくある質問

ここでは、歯列矯正によって顔の印象が変わるか気になっている方に向けて、よくある質問をご紹介します。

すきっ歯の矯正で顔は変わる?

すきっ歯は、歯列矯正によって顔の印象が変わりやすい歯並びの一つです。歯並びが整うと、乱れていたスマイルラインも改善され、口元の印象がスッキリします。

また、すきっ歯は、歯をきれいに並べるためのスペースが確保されているため、比較的治療がしやすいともいわれています。

マウスピース矯正とワイヤー矯正どっちがいい?

単純にどちらがよいとは言い切れません。マウスピース矯正とワイヤー矯正は、それぞれ異なる特徴を持った矯正方法だからです。

例えば、マウスピース矯正は歯の移動量が少ない軽度の症例に適していますが、ワイヤー矯正は幅広い症例に対応できます。

また、マウスピース矯正は透明のマウスピースを使用するため人から気付かれにくく、ワイヤー矯正は矯正装置が目立ちやすいといった特徴もあります。

そのため、ご自身の歯並びの状態やライフスタイル、それぞれのメリット・デメリットを踏まえた上で判断することが大切です。

大人が矯正を完了するのに何年かかる?

治療期間は平均で2~3年程度といわれています。

ただし、歯並びの状態や治療計画によっては、さらに時間がかかる場合もあるため、あくまで目安の一つとして考えておきましょう。

また、歯列矯正は歯を動かし終わった後も、後戻りを防ぐためにリテーナー(保定装置)を数年間装着する必要があります。

一般的にリテーナーは、2年以上の使用が推奨されており、歯列矯正には長期的な視点で取り組む姿勢が求められます。

歯の矯正で理想の顔に変われるよう医師に相談しながら進めよう

歯の矯正で理想の顔に変われるよう医師に相談しながら進めよう

歯列矯正を行うことで歯が本来あるべき位置に移動し、フェイスラインが整って顔の印象が変化することがあります。

しかし、変化が望ましい方向に進むとは限らず、想定外の変化が出ることもあります。

そのようなリスクを避けるためにも、信頼できる歯科医師とよく話し合い、治療後のイメージを共有した上で歯列矯正に取り組むことが大切です。

歯列矯正によって自分の顔がどのように変わるかについて知りたい人は、この機会に歯科医院で相談してみてください。

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